とおりすぎの記

 考えごとを書くブログ。書いたはなから通り過ぎていくようでもある。

2020-01-01から1年間の記事一覧

虫の声、花が咲くように

昨夜もこおろぎやかねたたきの声がしていた。昼にもかねたたきがゆっくりペースで鳴いていた。このところ暖かかったためだろう。虫の声を3、4か月くらい聞いているけれど、秋が進むにつれてだんだんと声が少なくなってきた。寒い夜には声がしない。虫の声…

鳩の巣 --「生き物嫌い」について少し考える

ばたばたという羽音がして、鳩がいるとわかった。窓の外で、鳩が上のほうへ飛んでいく。鳩はここにいるときはだいたい地面で何かついばんでいるが、いまは上のほうに長くいるようで、たぶん木の上に巣を作っているのだろう。 地面で何か食べているのはことさ…

かたち

こどものころに作った人形(という言い方を自分ではしないけれど)がある。そのころ読んでいた漫画に出てくるロボットを真似して自分なりに作った。いまでは手のひらにすっかりおさまる大きさだが、あのころはもう少し大きかっただろう。 その人形が7月30日…

草を踏んで

草を踏まなくなった、というお話を読んだ。私も日ごろなるべく草を踏まないようにと思いながら歩いているが、それでも踏む。 この前も、ふとしたことである草を踏んでいた。その草はいま踏まれると花がひとつ咲かなくなるおそれが高い。花をたくさんつける種…

ものが「いる(居る)」ということ

「道の記」のブログのほうでだいぶ前から、みちみち見かけた草や木のことを基本的に、そこに「いる」と書いている。植物は「生えている」「植えられている」と書かれることが多いだろうけれど、みちみち見かける植物は生えているのか植えられているのかその…

体の不調が長引いていて、インターネットの読み書き全般をしばらく控えようと思います。このブログはもともとひんぱんに書いていませんでしたが、少し休みます。「道の記」はいまのところ、おりおり書こうと考えていますが、どこかで休みを取るかもしれませ…

おととしだったか、春の七草パックに入っている芹の芽をポット鉢に植えて、それ以降ずっと芹を世話している。小さな虫に食われたりするけれど、虫を落として傷んだ葉を取って世話しているとまた復活する。 昨年の1月7日は芹をつまんだ。今年もそうしようか…